職場の第2サーバーが壊れたので代わりのマシンを用意することになりました.安くてデカいのは嫌ということで選んだのが fiono 330 というベアボーンです.本体はお弁当箱くらいしかありません.CPUはネットブックでおなじみのAtomのデュアルコア版,Atom 330が搭載済み,チップセットはNVIDIAのIONでインテルのチップセット内蔵グラフィックより3D性能がずっと上なのが売りです.ベアボーンといってもCPUはくっついていますし電源はACアダプターなので組み立て作業はメモリとHDDの取り付けくらいしかありません.
OSは壊れたマシンで使っていたWindows 2000かWindows 7か迷ってとりあえずRC版が余っていたWindows 7を入れてみました.Vista以降のWindowsはインストールが楽になりましたね.私の主観ですが思ったよりもサクサク動きます.Aeroも問題なしですがAeroによるDPIの拡大を使うと古いアプリケーションが予期しない挙動をするので我が社のソフト開発の課題です.
IONはちょっとした3Dゲームなら動くということで試しにゲームをインストールしてみました.ゲームは例によって『ファンタシースターユニバース イルミナスの野望』です.最近公開されたWindows 7対応版のクライアントをダウンロード.
ダウンロードは標準の方法をお勧めします.ダウンロードのためにソフトをインストールしろとか書いてあってうざいのでHTTPからダウンロードをお勧め試みるものの…死ぬほど遅かった(涙).ソフトを入れてやったらまともな速度が出ましたがそれでも終わるまで2時間くらいかかりました.
インストールは問題なく終わり,起動.デフォルト設定で640×480ピクセルのフレームスキップ1(毎秒30フレーム),フルスクリーンモードでNPC2体を連れて重いと言われる「ミズラキ保護区」のミッションにトライ.
私のキャラがウォーテクター,NPCがパシリ(テクを使う450)とライアの姐さんです
普段はフレームスキップ0(毎秒60フレーム)で遊んでいるのでカクカク感がありますがマイキャラと450がテクニック(魔法みたいなもの)を打ちまくっても割とふつうに遊べました.途中からフレやはり(ウォーテクター)が来てくれてテクを打ちまくってくれましたが目立った処理落ちは感じられませんでした.
しかしFrapsを入れていなかったのでFPSはわからず.そこで翌日Frapsをインストールして再チャレンジ(フレはいない).これによると26~29あたりでした.設定をいじってみたのですが全く改善せず.モーション計算をCPUにやらせる設定にするとむしろ悪化しました(CPUがAtomの1.6GHzの2コアでCore 2 DuoやAthlonなら1GHz程度の性能ですからこれは予想通りです).
実は以前,初代Eee PCやEee PC S101といったネットブックにもPSUを入れてみたのですがフレームスキップを3の超カクカクにしても敵が集団で襲ってくるとすぐに処理落ちしまくっていたのですがそれを思えば夢のようです.
なおこの記事のタイトル,IONは「アイオン」と読むという情報があったので(イオンを示す ion という単語は英語では「アイオン」と発音するのです)某アニメを意識してみましたが改めて調べてみたら日本での呼び名はローマ字読みで「イオン」でいいようです.