Ahotari Web 848

　この日は東京が普段からは信じられないほど完璧に浦和を封じ込めた試合でした．守備ではエメルソンへのパスをほとんど防ぎ，エメルソンに渡った数少ない場面でも完全に止めていました．

　かといって自陣に固まって攻めに行かないいわゆる引きこもりではなく，終始攻め込んでいました．いつもだと前半がんばると後半ガス欠になるか前半がだめだめで後半にエンジンがかかるというのが（東京ガスが前身でかつ東京電力と新日本石油をスポンサーにしているチームがエネルギー不足というのがちょっと悲しいですが）パターンなのでこれは驚きました．一方浦和の方はゴール前まで攻め込めた回数はごくわずかでした．

　最終的には1対0となりましたが東京サポとしてはスコア以上に痛快きわまりない試合でした．一方で浦和サポにとってはかなりストレスのたまる試合だったと思います．実際試合後暴れてトラブルを起こしたサポもいたようですし．

　個人的に驚いたのは前半，茂庭だったと思いますがゴールに向かって右側から中央の右からエメルソンをかすめて反対側の選手にパスをしたこと．単なる大ミスだったのか大胆不敵にねらってやったのか定かではありませんが恐ろしい（笑）．

追伸．すでに次の試合も行われていて今度は鹿島に1-0で敗北．試合内容もかなり悪かったようで，良いときと悪いときの落差が激しいようです．

記録は例によってこちらからどうぞ

　リンクページを追加しました．内容は前のサイトとほぼ同じですが一つ追加，閉鎖になったサイトへのリンクを削除しました（そんなにリンク数ないのにまたお気に入りサイトが…）．

　サポーターの私が言うのも何ですが，FC東京というのは本当にわからないチームです．だめなときはとことんだめですがひとたび勢いに乗ると止まりません．

　前半の東京は欠場選手が多いのを差し引いても動きが悪く， ガンバにたびたび攻め込まれていましたが， 後半に入り程なく阿部が投入されるとにわかに動きがよくなりました． 均衡を破る阿部のゴールに始まり， ケリーのドリブル突破（ガンバのＤＦを次々と抜いていく様がセクシーでした ♥） から梶山の3点目，さらにはクロスボールからジャーンが4点目． 終わってみれば4-1の大差で勝ってしまいました．

　この日の応援でおもしろかったのはいつものゴール裏集団（東京イケイケ団．といってもほかのクラブのようにちゃんとした組織があるわけではない）とは別にメインスタンドのゴールよりにいた集団．ＦＣ東京のユースチームが独自にコールしていたことです（若い子たちが自分たちで考え，行動しているのは嬉しいです）．「♪梶山～梶山～俺たち～の～梶山～♪」コールを何度もしていましたが最近大活躍の梶山はまだ18歳で去年までU-18（18歳以下）チームにいただけに仲間意識が強いのでしょうね．試合終了前にはイケイケ団より早く『眠らない街』（ゴール裏ではいつも勝ち試合の終了前に歌っている）を歌い始めて，それが徐々にほかの観客も歌い始めていったのにはちょっと感動しました．

　この日は各地ですごい雨が降っていて，ここ国立競技場も終始豪雨でしたが（気がつくと紙コップに入っていた紅茶が増えていた(笑)），大雨の中の試合というのはしばしばドラマを生むわけで，一度でもそれを体験してしまうと行かずにはいられなくなってしまうのです．

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