[Jリーグ]

ヴェルディおめでとう! / 2005-01-05 (水)

天皇杯決勝 東京ヴェルディ1969対ジュビロ磐田 (1/1 国立競技場)

 今年は午前中に用事があったので前半の途中からの観戦となりました.本当は選手入場とか恒例の有名人による国歌斉唱とかみたかったんですけど.

 試合の方は前半はパスサッカーを標榜する両チームの激しい球の取り合いにかなり燃えました.おもすれー!! この試合で個人的に期待していたのはヴェルディの飯尾選手.テレビで彼を初めてみたのは1998年頃だったでしょうか,ヴェルディはスター軍団の面影は完全に消えたものの,李総監督(これがまた試合中は尊大な姿勢で立っているのに萌えた)がチームを立て直していました(成績も2位くらいになっていた).ユニフォームは深緑一色で地味,選手の顔つきはやけに地味,当時はまだサッカーセンスの花形はストライカーだと思っていた私には飯尾選手は恐ろしく地味なルックスで逆に興味を持ったものです.しかしその後はレギュラーの座を追われ川崎フロンターレにレンタルされたこともありました.ヴェルディに復帰後もなかなか出番が回ってこなくて残念だったのですが,今回の天皇杯ではレギュラー選手の故障で出番が回ってきたのです.

 

 さて試合は前半37分(?),平本のシュートがバーに当たったのを飯尾が押し込んで先制ゴール.飯尾たんゴール キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!! しかし前半44分に小林慶行が二枚目の警告で退場.後半開始時に飯尾は柳沢と交代 orz.俺の飯尾劇場は45分で終わりかよ.

 今のヴェルディには柳沢とか相馬という選手がいますが,鹿島にいた方々とは別人です.鹿島にいた相馬さんは少し前にヴェルディにいたのでますますややこしいです.ちなみに彼は今,川崎フロンターレにいます.

 小林慶の退場については周囲の観客も不満そうでした.私は途中からの観戦なのでよくわかりませんでしたが,それまでファウルをきちんと取らないでいきなりカードを出すのはどうかということでした.

 後半はヴェルディが一人少なくなったこともあり前半のような争いはなくなってしまいました.それでもヴェルディの選手がボールを奪ってからの攻めは素早く,後半7分にはカウンターから平本が左斜めからのシュートでゴールを決めました.すごいよヴェルディ!

 しかしその後は徐々にヴェルディの守備が悪くなり,攻め込まれるとゴール前には何人も戻ってくるものの連携がとれずに団子状態になりがちでした.ヴェルディのGK高木は危なっかしいプレイが多かったものの(この辺は我がFC東京の土肥ちゃんに通じるものがあってなんか好きです.シュートがバーに当たったときはバーをほめるようになでたりしてました),ゴール正面からのFKでゴール右下隅へのボールを見事にパンチングで守るなど好プレイも続出.しかしGKだけではどうしようもなく後半32分に磐田は西がゴールを決めてしまいます.このときは磐田の逆転という展開が脳裏をよぎりましたが,ヴェルディは徐々に守備を持ち直していきました.失点後のGK高木のプレイが他の選手を鼓舞しているように見えたのは気のせいだったのでしょうか.そして試合はこのまま終了.ヴェルディの優勝です.

写真:ゴール裏にきた選手たち  この試合ではヴェルディは飯尾に限らず,世間的には余り日の当たらない地味な選手,またユースからの生え抜きの選手で試合に臨みました.その彼らが活躍してタイトルを手にしたことは非常に嬉しかったです.一方の磐田は去年もそうでしたがかつての勢いは見る影もありません.リーグ終盤にオリンピックの監督だったの山本氏が監督に就任しましたがこの低迷は来シーズンも続くように思えました.

この試合の磐田で冴えていたのは福西の演技力くらい.いつもののことなのですが,大した衝突でもないのに痛がる格好をし,相手がファウルを取られるやぴょんと立ち上がりササーッと戻ってました(笑).川口信夫の活躍も期待していましたが完全に押さえられてしまいました.



 試合後に知ったのですが飯尾は今シーズン限りで移籍するようです.アルディレス監督がワシントンとか言うFWの選手を呼んでくるらしくて,完全に居場所が無くなってしまうかららしい.東京ダービーで彼と対決するの,楽しみにしてたのに残念です.新天地での活躍に期待したいです.